旭川市内の4小学校でフッ素洗口が始まります(6)

今年の10月から、旭川市内の4小学校でフッ素洗口が始まりました!!

これらは、
旭川市議会平成21年10月14日:小学校等におけるフッ化物洗口を推進する決議!<http://moon.ap.teacup.com/yamada/1265.html>)”で、
旭川市教育委員会旭川歯科医師会等の協力で、市内全域の小学校でのフッ化物洗口実施の前に、実際の手順を確認するための研究校を設定しました。

ところが、最近この4校区の地域に、フッ素洗口に反対する立場の意見書が投函されていたようです!!
配布物は 「子どもの健康と安全を考える会」が発行しています。
が、責任者名も発行元住所の記載もない配布物です!

たまたま、旭川歯科医師会から、”フッ素洗口に反対する立場の意見書”に対する記載内容の誤り(私から見ると、危険性を強調・あおりにしかおもえませんが・・)等の見解・解釈が出ているので、マッキーの見解もつけて、その紹介をします。

”X)”が”フッ素洗口に反対する立場の意見書”。
”⇒ ”が”旭川歯科医師会の見解”。
”マッキー=>マ)”が私の見解。

13)「腎臓や骨」への危険性。体内に入ったフッ素は腎臓・骨に蓄積されます
⇒フッ化物洗口のフッ素濃度でロの中に残存したフッ素が腎臓に蓄積することはありませ,ん。フッ化物洗口空に口に残る量は、1日当たりにすると0.2mgです。この量はお茶一杯に含まれるフッ化物量とほぼ同じです。吸収されたフッ化物のほとんどが体外に出て、骨に蓄積されるのはその中の一部ですが、これ人間の生理作用で、必須栄養素として血液の中に常に一定の濃度存在する必要があります。血液の濃度を調整するのが骨に蓄積されたフッ化物です。この恒常性はカルシウムと同じです。
マ)子どもの場合は、骨の成長、歯の形成にフッ化物は利用され、これは必須栄養素として利用されていrものです。

14)誤飲の危険性
⇒週1回法のフッ化物洗口液を全量飲んでも、急性中毒は起こりません。体重1kg当たりフッ化物2mgで急性中毒が発現すると言われています。体重20kgだと40mgで急性中毒を引き起こすことになりますが、洗口液10m㍑中に9mgのフッ化物しか含んでいませんので、4杯X9mg=36mgとなり、4杯飲んでも起こらないことになります。児童が意図的に、万が一にもフッ化物洗口液を大量に摂取した場合は、すぐに「牛乳」を飲ませることで、牛乳に含まれるカルシウムと体内のフッ素が結合して「フッ化カルシウム」という無毒の物質になるため、フッ素中毒を防ぐことができるとされています。
マ)上記の通り、急性中毒がおこる、量ではありません!!また、定められた手順、器材、管理方法、その他の注意事項を守ってフッ化物洗口事業が行われていますので心配ありません。これまで中毒が起こった例はありません。

15)フッ素で骨の内部組織はスカスカ
⇒以前、ある地域のある職種の方に配布された資料に、『フッ素は「骨を硬くする」と言われ骨粗しょう症の患者に投与されていた。その結果骨は硬くなったが内部はスカスカで大腿骨骨折率が上昇した現在使われていない関節(首・背中・腰・肩・肘など)に痛みが起きる。関節にこりが生じて、自由に動かせなくなる。眼に見えるような腫れはでてこないがフッ素症の痛みは何年も続く事になる』との記載がありましたが、この内容は正しくはありません。フッ化物洗口では骨折は発生しません。
現在わが国で実施されているフッ化物ロやフッ化物局所応用法による残留フッ化物が、経口的に体内に摂取された場合では、骨折発生率を高める可能性はありません。至適フッ化物濃度の地域での在住期間別に折発生率と骨量の比を行った報告では脊椎、股関節、曉骨、踵骨のいずれにおいても、骨量、骨折発生率に有意の差を認められませんでした。中国における調査では個人単位の長期にわたる調査で飲料水中フッ化物濃度が高くなれば全骨折頻度が高くなり、逆に飲料水中フッ化物濃度が低くなっても全骨折頻度が高くなると報告しています。そして、一般に適正といわれてきた飲料水中の濃度レベル1.00〜1.06ppmでは最も骨折が少なく、フッ化物濃度が高い群、低い群との間に有意の差をめています。この結果をもって、フロリデーションの有用性を支持する科的根拠として追加されるべきものと結論しています。
マ)”フッ素で骨の内部組織はスカスカ”はデタラメです。

(続く)

北海道子供の歯を守る会<http://www.geocities.jp/newpublichealthmovement/savethechildrenstoothhokkaido/>もご覧下さい。
大分県歯科医師会のフッ素ってなあに?<http://www.oita-dental-a.or.jp/flu/flu00.html
12歳児の県別虫歯数<http://www.city.asahikawa.hokkaido.jp/files/kenkousuisin/suisin/newdentalpage/newpage12ydmft.html