先進医療にグラスファイバー補強高強度コンポジット(2)

正式には”グラスファイバーで補強された高強度のコンポジットレジンを用いた三ユニットブリッジ治療”といいます。

わかりやすき言えば:グラスファイバーでダミー部分を補強された、1歯欠損のハイブリットレジンで出来たブリッジ!

もっと簡単に言えば:グラスファイバー補強ブリッジ(ファイバーブリッジ)

どこで導入されるかと言えば、下記の基準を満たすところ:

[告示] 厚生労働大臣の定める先進医療及び施設基準
六十六 金属代替材料としてグラスファイバーで補強された高強度のコンポジットレジンを用いた三ユニットブリッジ治療
イ 対象となる負傷、疾病又はそれらの症状
臼歯部中間欠損(臼歯部のうち一歯が欠損し、その欠損した臼歯に隣接する臼歯を支台歯とするものに限る。)
ロ 施設基準
(1) 主として実施する医師に係る基準
[1] 専ら歯科に従事し、当該診療科について五年以上の経験を有すること。
[2] 補綴歯科専門医であること。
[3] 当該療養について一年以上の経験を有すること。
[4] 当該療養について、当該療養を主として実施する歯科医師又は補助を行う歯科医師として六例以上の症例を実施しており、そのうち当該療養を主として実施する歯科医師として五例以上の症例を実施していること。
(2) 保険医療機関に係る基準
[1] 歯科を標榜していること。
[2] 実施診療科において、常勤の歯科医師が配置されていること。
[3] 歯科衛生士及び歯科技工士が配置されていること。
[4] 医療機器保守管理体制が整備されていること。
[5] 医療安全管理委員会が設置されていること。
[6] 当該療養について五例以上の症例を実施していること。
[7] 届出月から起算して六月が経過するまでの間又は届出後当該療養を十例実施するまでの間は、一月に一回、地方厚生局長等に対し当該療養の実施状況について報告すること。

補綴歯科専門医(日本では1000人以上)、五例以上の症例を実施しているところ(開業医はとっくにジルコニア補強ブリッジに移行しているから、実施しているところはあまりません)などの基準を満たすところは、ほぼ歯科大学病院でしかありません。
費用は35,600円+保険部分約15,000円

いずれは、完全に保険導入になるようです!!

今回、先進医療の考え方が変わったようです。
<第1回 先進医療会議 議事平成24年10月24日(水)>より。