北海道がん患者歯科医療連携研修会

9、10日は”北海道がん患者歯科医療連携研修会”に出席してきた。

内容は、がん診療連携拠点病院と連携協力歯科(医師)医療機関が連携して、がん患者さんの歯科治療をするための、研修会です。

知らない人が多いと思いますが、がん患者の治療には、歯科治療と密接に関係しています!

口腔衛生(がん患者さんは誤嚥性肺炎で多くの患者さんが亡くなります)
口腔粘膜疾患
口腔乾燥
抜歯禁忌前の事前抜歯
QOLの維持
等々、歯科治療はがん患者にとって大変必要なこと。

そのための医科歯科連携が必要です!

昨年の4月の保険診療改訂時に歯科保険で周術期口腔機能管理および治療が認められました。

この講習を受けていれば、北海道歯科医師会からがん患者さんの”連携協力歯科医療機関指定”がもらえます!
一応、今年の4月から正式スタートです。

関連項目(リンク)を乗せます!

デンタルタイムス21 online<http://www.independent.co.jp/dt21/news20121005-2.html
北海道がん診療連携協と北海道歯科医師会が調印式
がん診療連携拠点病院21施設とネットワーク構築
 北海道がん診療連携協議会(西尾正道会長)と北海道歯科医師会(富野晃会長)は、がん対策基本法の定める基本理念に則り、全道の「がん診療連携拠点病院」21施設と各医療圏の歯科医療機関との医科歯科医療連携ネットワークを構築することについて合意に達し、その調印式を9月24日、北海道歯科医師会館会長室で行った。
 主たる目的は、がん治療における口腔管理が、がん手術後の肺炎予防、がん治療における口腔合併症の予防と軽減などを通じて、より質の高いがん治療を提供するために重要な支持療法であると考え、全てのがん患者が安心して歯科治療や口腔ケアなどの口腔管理を継続的に受けることができる体制を整備することにある。
ー略ー
連携事業の本格実施は平成25年4月から。

北海道保険医会<http://h-hokenikai.com/modules/news1/index.php?page=article&storyid=206
私たちの主張 : [私たちの主張] 医科歯科連携で口から幸せになろう
ー略ー
 医科歯科連携に関して4月からの歯科診療報酬改定では、これまでの歯科治療総合医療管理料に加え、がんや心臓血管の手術を行う患者の口腔ケアに関する周術期口腔機能管理料が新設された。これは主治の医師と連携し、歯科医師の包括的な口腔機能の管理を評価したものとなっている。
 一般にガンなどの周術期の患者が病院から個人立の歯科医療機関へ紹介されるケースは稀であるが、放射線治療抗がん剤治療等を行うがん治療では、高い頻度で様々な口腔合併症が発症し、患者のQOLを低下させる最も強い有害事象の一つとなっている。また、頭頚部がん・食道がんのような侵襲の大きい手術では、局所合併症や肺炎が高い頻度で起こることが分かっており、適切な口腔ケアをがん患者に適切に行うことにより、口腔トラブルの軽減等が報告されている。今後、医科歯科連携ならびに病診連携がどの程度進むのか注視したい。
ー略ー

マッキー歯科のブログ<http://moon.ap.teacup.com/yamada/1790.html

マッキー歯科では、この講習会に続いて、院内研修会を通して、いつでも対応できるようにしていきます!