歯科における先進医療(2)

歯科における、先進医療は現在5個あります。

まず、一般の医療の水準を超えた最新の先進技術が指定され、その費用が保険がで、まわりの治療が保険を利用出来る制度です。(治療出来る施設は限られます)

これを通じて、広く一般に技術が獲得・普及したら、全面的に保険導入となります。

3)歯科用CAD・CAMシステムを用いたハイブリッドレジンによる歯冠補綴

適応症:小臼歯の重度のう蝕に対して全部被覆冠による歯冠補綴が必要なもの

内容:クラウン(全部被覆冠)による歯冠補綴で重要なのは、咬合による圧力などから歯質を保護し、長期的に安定させることです。
従来のクラウンの主な材料は、耐久性に優れるものの金属アレルギーの人には使用できない歯科用金属と、アレルギーの心配はないものの変色や磨耗などの問題がある硬質レジンです。歯科医師や歯科技工士の手作業で製作されるため、その完成度には手技の熟練度が影響していました。
新しい技術では、従来よりも高い強度をもち、変質しにくく、金属アレルギーの人にも使用可能なハイブリッドレジンを材料として使用します。
ーーー略ーーーー

実施時期:2009/05/01〜

医療機関北海道医療大学病院、大阪歯科大学附属病院、広島大学病院

要するに、CAD/CAMによって、ハイブリッドレジンのブロックからクラウンを自動的に成形します。

費用は24000円ぐらい(指定病院で)

いずれ、一般の歯科医院で導入されます。
技術的には、オールセラミックで十分活用されています!!

写真はGCのCAD・CAM他