歯科における先進医療(3)

歯科における、先進医療は現在5個あります。

まず、一般の医療の水準を超えた最新の先進技術が指定され、その費用が保険がで、まわりの治療が保険を利用出来る制度です。(治療出来る施設は限られます)

これを通じて、広く一般に技術が獲得・普及したら、全面的に保険導入となります。

5)金属代替材料としてグラスファイバーで補強された高強度のコンポジットレジンを用いた三ユニットブリッジ治療

最近の情勢として、3)と5)が、歯科で早く導入されるかも知れません。

適応症:臼歯部中間欠損(臼歯部のうち1歯が欠損し、その欠損した臼歯に隣接する臼歯を支台歯とするものに限る)

内容:臼歯部(奥歯)のうち1歯が欠損した場合、現在の歯科治療では、欠損した臼歯の両隣りの臼歯を支えの歯として、歯科用金属を用いた3歯にかかるブリッジ(1歯欠損の3ユニットブリッジ)を作ります。
この先進医療技術では歯科用金属に替わり、グラスファイバーおよび高強度のコンポジットレジン(樹脂製の白い修復用素材)を用います。
ー略ー
この先進医療技術は、臼歯部の大きな咬合力に耐えられる高強度のコンポジットレジンとグラスファイバーを用いることで、歯科用金属を使用せずにブリッジを作るものです。特に、咬合による応力のかかるブリッジ連結部に、従来の歯科用金属による補強構造体に替えて、グラスファイバーを用いることにより、さらにブリッジ強化が図られます。
また、レアメタルを含む金銀パラジウム合金の替わりにグラスファイバーを用いることで、金属アレルギーをもつ患者さんもブリッジの適用が可能となります。ー略ー
その他、金属鋳造法を用いないため作業工程が少なく、患者さんの通院間隔の短縮による治療期間の短縮につながる、作製されたブリッジを患者さんに装着する際に形態やかみ合わせなどの調整が行いやすい、ブリッジの一部が摩耗や破折した場合でも、ブリッジを撤去せずに口腔内で修理することができるなどの利点もあります。
ー略ー

実施時期:2012/12/01〜

医療機関日本歯科大学附属病院

【先進医療に係る費用】35,600円

わかりやすい言えば、臼歯部1歯欠損の3ユニットブリッジ!
これも、技術的には、いつでも転用出来ます!
でも、材質の信頼性を考えて、上記の料金で制作歯科医院は少ないかも知れません。
もっと丈夫で出来る方法(保険外)が確立されているからです!

マキ-歯科では制作したことはないのですが、一部材質が異なる、2歯欠損5ユニットブリッジの破折症例の写真が残っています!
アップしておきます(強度問題とと修理困難の問題があります)