旭川歯科医師会で学校歯科健診講習会とフッ素洗口の説明会

4月4日12日に旭川歯科医師会で学校歯科健診講習会と今年度から始まる小学校でのフッ素洗口の説明会がありました。

学校歯科健診は例年通りの方法で実施されます。
マッキーは4月末に校医をしているK小学校へ歯科健診に行く予定です!!

さて、もう一つの”旭川市内小学校でのフッ素洗口のスター”について、少しお話をします。

経過:
1)フッ素うがいは旭川市内の幼稚園・保育所において平成4年から行っており、39施設の幼児がうがいをしています。現場では毎週一回決まった曜日に、先生の指導で幼児たちが実に手際よく、うがい〜片付けを5分前後で行っています。

2)”旭川市議会平成21年10月14日:小学校等におけるフッ化物洗口を推進する決議!<http://moon.ap.teacup.com/yamada/1265.html>)”

3)平成23年19月旭川市教育委員会旭川歯科医師会等の協力で、市内全域の小学校でのフッ化物洗口実施の前に、実際の手順を確認するための研究校を設定しました。

4)平成24年7月以降、残りの51校、フッ素洗口スタート予定!

昨年度から、旭川歯科医師会と旭川市教育委員会と小学校及び関係者などに、たびたび説明会が開かれていましたが、
さらに、5月から7月までに各小学校に担当歯科医師会の役員が出向して、説明会を開くことになっています!!

旭川市での小学校のフッ素洗口手順を簡単に説明します!!
1)旭川薬剤師会がフッ化ナトリウム1gを調剤分包して、各学校に届けられます。
2)各学校では鍵のかかる戸棚に保管。
3)フッ素洗口は週一回、マイコップ(プラスチック製)を使用。
4)当日、養護の先生が分包されたフッ化ナトリウム1gをポンプの着いた容器に500mlの水道水を入れて、容器ごと揺すってて溶解。(0.2%900ppm、10ml)
5)各教室で生徒は各自10ml(ポンプ2回分)をコップに入れる。
6)ややうつむき加減で1分間のブクブクうがい。
7)終了後、洗口液をコップにはき出す。容器500mlのうち残りとコップの中身を手洗い場に流す。(手洗い場が近くないときは、コップの中にティッシュをいれて、洗口済みの液ごとゴミ箱へ)

フッ素洗口を希望しない子は、水道水のみで洗口(←おかしな話しですが・・・!!)

フッ素洗口に反対者がいるのはいいのですが、フッ素洗口を希望する家庭までに、フッ素洗口などに間違ったデマを流さないで欲しいですね!!
旭川市では幼稚園などからフッ素洗口をしていた子供とそうでない子供とは、むし歯罹患率の差が認められているとの報告があります。
また、中学校まで続けることが有意義なむし歯予防になることが、知られています。
ぜひ、中学校もフッ素洗口ができるようになりたいですね!

旭川歯科医師会では”生徒の健やかな成長のため「フッ素うがい」の実施にご理解の程を、ぜひお願いしたいと思います。” と表明しています。
http://www.kyoku-shi.com/

<文責山田雅昭>