CAD・CAM冠(白いハイブリッド冠)が小臼歯に保険適用になって!

平成26年4月1日から保険適用になった、CAD/CAMを用いたハイブリッドのクラウン(CAD/CAM冠)の症例を増やそうと思ったら・・・・!
4ケース目で、保険適用材料の、CADCAM用ハイブリッドブロックのメーカー生産が間に合いません!!

間に合った分のみに、患者さんに提供しています!!
(今は、患者さんにウェイティング中)

今日はそのCADCAM冠の制作順と保険の料金比較!!

保険適用のCAD/CAM冠の製作の流れ:
CAD/CAM冠は、模型をスキャンする間接法による製作が要件として指定されています。
1)歯科医院において、クラウンの印象やバイトを採得する
2)採得した印象から、石膏模型を作製する
3)石膏模型およびバイトを、CAD/CAM装置が設置されている歯科技工所等へ
4)石膏模型をスキャンする
5)スキャンされたデータをもとに、CAD/CAM装置を用いて技工物のデザイン、削り出し
6)削り出された技工物を、歯科技工士が調整する
7)歯科医院に、CAD/CAM冠が納品
8)患者にCAD/CAM冠を調整装着する

適応症:
小臼歯の重度のう蝕に対して全部被覆冠による歯冠補綴が必要なもの 。上下小臼歯の単独のかぶせ物が適応です。

製品の特徴:
1)高い均質性と表面性状を持つ材料を使用していることにより、かぶせ物を長期間使用 することができる。
2)金属アレルギーの患者にも適用できます。
3)自動設計・製作により製作効率 が高まると共に、品質のバラツキを抑えられる。

保険での料金(小臼歯):
1)白いクラウンは保険費用は全部で約2700点(3割で約8000円)
2)銀歯は保険費用は全部で約1200点(3割で約3500円)

と言うことで、今日の写真は2番目の症例!