仮歯の話(続編5)

仮歯はあくまでも、ある条件がなければ、保険では入りません!!

保険での仮歯(前歯のみ)、リテーナー(仮のブリッジ)は歯の基本的な治療が終わっている歯に、歯台形成が終わった後に、新たな歯が入る間につける物とされています。

治療中には仮歯は保険で入りません!!


今回のお話は・・・。
前歯の歯2本をオールセラミックにしようとした患者さんの話し!!

ある歯科医院で、前歯を削ってオールセラミックを試適したところ、出来てきた歯があまりに大く・前突であったため治療を中止!
それでマッキー歯科に来院!

診ると、仮歯がとてもバランスが悪かった。
話しを聞いてみると、診査用模型をつくらず、料金のみ説明されて・・・。
そのまま、いきなり形成・印象・仮歯・装着の流れ・・・!

審美的要素を考えると、いくつもの行程がぬけている!!
診査用模型・出来上がりの想定・削合量の設定・仮歯の事前制作等々。

事前の診察・説明・打合せが大切と、話しをして、その後、引継の治療を引き受けることにしました!

治療前の歯の形・大きさがわからないので、標準的な仮歯を造った。
それから、患者さんの希望を取り入れて、出来上がりの形を決めました!!

今回は、オールセラミック(イボクラ)IPS e.max

写真は上から初診時の仮歯、作り直した仮歯、オールセラミック装着